049378 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

あるピアノ教師のおすすめ品

あるピアノ教師のおすすめ品

第2部

2部開演を知らせる本ベルが鳴りました。

・・・とここで、

まだなのに、もう舞台に出て良いと思ったゆうきが、

一人で舞台に出て行ってしまいました。

呼び戻されて小またで走って帰ってきたときには、

お客さん大爆笑。

「おいしいところ取ってごめーん」と、ゆうき(笑)

アンケートの「印象に残った曲」にも書かれるくらい、鮮烈な印象を残したようです。

「曲」じゃないのに(笑)


11,「アフリカンライフ」

無事に袖に戻って来たゆうきを先頭に、

メンバー全員が舞台へ。

そして半分くらいがいろんな楽器の陰に隠れます。

ボディーパーカッションが始まる時に陰から現れるのですが、

その瞬間「いっぱいいる・・・」っていう声がどこかから聞こえた気がしました(笑)


この曲はボンゴ,コンガをメインとして、

ピアノ,マリンバ,細かい打楽器,ボディーパーカッションを使った、

即興的な合奏です。

衣裳も全員エスニック風のスカートで合わせました。


12,「ふたご猫のある一夜」

ここからは寸劇が2つ続きます。

一つ目はゆうことえりかの美人のふたご泥棒猫のお話。

『マイ・フェア・レディ』の「踊り明かそう」に、

「み~ぁう。あたしたちは美人のふたごねこ~♪」といった、

可愛らしい歌詞をつけて歌いました。


しかし、「盗んできたお魚に頭がない!」ということを発見し、

お客さんに"手"を貸してもらうことになります。

曲に合わせて、お客さんが2手に分かれて手拍子を掛け合います。


が、そこへ・・・

ピーーーーーー!!!(笛)

と、犬のおまわりさんが登場。

「こら待てー!!ワンワンッ!!」

と言ってふたご猫を追いかけるおまわりさんに、笑いが起こっていました。

とにかく可愛い寸劇でした。


13,「お先へどうぞ」

そして、その超~かわいい寸劇のあとが、

超~かわいくない寸劇。

みなみと私による、映画を観るため待ち合わせた勘違い母と勘違い娘の話です。


『フィガロの結婚』の「お先へどうぞ」という二重唱は、

ドアの前で「年上の方からお先へどうぞ」「綺麗な方からお先へどうぞ」と、

年齢に差のある恋の宿敵同士が、嫌味~っぽく歌う曲ですが、

私たちのはかなり現代風にしました。


これは・・・文章で説明すると長くなるのでカットします。

とにかく、「まだまだ私は若いわよ!」と言って超ミニ丈のパーティードレスを購入してきた母親に、

会場の皆様が大ウケしてくれて、本当~によかったと思いました。

こんなに笑っていただけるとは思っていなかったので、

どうやったら笑ってもらえるか、真剣に考えて報われました(笑)


14,「ヒストリカル・シンフォニー・リレー」

5人で一台のピアノを弾きます。

曲は、ベートーヴェンの交響曲が全曲メドレーになっているもの。

弾くだけでも大変そうなのに、

ピアノの前に置かれた「交響曲第○番●● △楽章」という紙まで、

次々とめくっていきます。


最後に第九が決まったときには、

5人でよくあそこまで揃えたな~!!!

と、えらく感動しました。

5人で立って弾いているので、

音もそうだけど、見た目にも迫力がありました。


15,「ラプソディー・イン・ブルー」

ついに来た!という気分(笑)

みちと私がさんっざん練習を煮詰めたエレクトーン&ピアノデュオです。

本番直前にスランプに陥りながらも、

妥協せずに音楽を創ってきました。


最後の音がジャンッ!と合った瞬間・・・

みちと目が合って、自然と心から笑顔が湧いてきて・・・

・・・

あぁ~まだ泣くの早いよ~

泣いちゃダメだよ~

だって次は・・・

早着替えーーーーーー!!!!!


と思い、出かけた涙をひっこめて控え室へ走り、

楽譜をその辺にポイ捨てして合唱用のワンピースに着替えました。


16,「Be our Guest」/17,「Part of your world」/18,「A whole new world」

最後はみんなでディズニーの曲を合唱でお届けしました。

「Be our Guest」は、前半はミュージカル調で一人ひとりソロがあり、

後半は振り付きで煌びやかに合唱。

前を向いていたので、お客様の笑顔がいっぱい目に入って嬉しくなりました。


「Part of your world」は、我らがアリエルえりかのソロがとても素敵でした。

練習の時以上に、えりかがキラキラしていました。

あいこは、これによりえりかのファンになったようです(笑)


19,「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」

フィナーレは、『メリー・ポピンズ』よりスーパーカリ○※▲#・・・省略。

途中でセリフが入ります。


あいこ「長くて言えないよ~」

いと「えーあたしなんて、反対からだって言えるよ」

あいこ「ウソだ~言ってみてよ」

いと「スォイコディライペクスィツイリガルフィラクルーパス!」

あいこ・みんな「おー!!」

いと「じゃあ、これは何て言ってるか分かる?うとがりあてれくてきなんみ!」

あいこ「はやいよ~もう一回!」

いと「うーとーがーリーあーてーれーくーてーきーなーんーみ!」

あいこ・みんな「(考え込んでから)・・・あー!!」

♪スーパーカリフラジスティックエクスピアリドーシャス

♪スーパーカリフラジスティックエクスピアリドーシャス

♪スーパーカリフラジスティックエクスピアリドーシャス

♪みんな来てくれてありがとうーーーーーー!!!!!♪

と、最後の曲が終わりました。


アンコール「瑠璃色の地球」

一度ハケてからアンコール曲ですが、

「瑠璃色の地球」に、いとが手話を付けてくれました。


この曲は・・・本番が一番良かった。

客席を見渡したら、

涙を流して聴いてくださっている方が大勢目に入りました。


・・・

私を泣かせないでーーーーー!!

歌ってる間は泣かないって決めてるんだから~~~!!

泣いちゃダメ泣いちゃダメと、冷静を装って最後まで歌いきりました。


控え室に戻った瞬間、も~う我慢の限界を超えました。

コンサート終わった時に泣けるなんて、

大学に入ってからは初めてでした。

何がどうなっててこんなに感無量なのか分からなかったけど、

体全体が熱くなるような気分でした。


温かいお客さん、大好きな仲間たちに囲まれて、

本当に本当に幸せなコンサートでした。

あの時間に戻ってもう一度やりたいくらい(笑)


本番以外のことについて、また別に書きます。

ひとまずこのページはおしまい。

その他


© Rakuten Group, Inc.